状況によっては負担が大きくなる可能性があるボーナス払いを考えない、毎月に安定した返済を進める場合のマイカーローンの返済シミュレーションです。マイカーローンで借りる予定の金額と返済期間、金利を入力し、返済方法は元利均等返済のままで掲載をすれば一般的な金融機関で借りるマイカーローンの返済シミュレーションが行えます。
ボーナス払いを併用する場合には当然ながら支払い総額は変わりますが、ボーナス払いを併用しなくとも金融機関のマイカーローンでは繰上げ返済が行えるため、何も当初の計画で無理にボーナス払いを組み込む必要はありません。
ボーナスが入ったときだけでなくお金に余裕があるときに多めの返済をするなど、繰上げ返済で積極的な残高の減少が期待できるので、まずは基本となるマイカーローンの返済シミュレーションで支払いの総額を計算しておくと良いでしょう。
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マイカーローンの計算をするにあたっては適用金利が分からないことにはスムーズに行えないため、以下の金融機関で借りる際の金利を参考にしてみると良いです。何れの金融機関も繰上げ返済が行えるようになっており、積極的な返済で当初の計算よりも少ない金額でマイカーローンの返済が終えられるようにもなります。
マイカーローンの返済をよりスムーズに進めたいのであれば繰上げ返済は欠かせませんが、気をつけておきたいのは繰上げ返済時の手数料負担です。繰上げ返済を行うにあたって手数料が必要となってしまうと支払う金額によっては、手数料負担でかえって支払額が増えてしまう計算となる場合があります。
頻繁に繰上げ返済を行う予定、少しでもお金に余裕があるならどんどんとマイカーローンの返済に回したいと考えるなら、繰上げ返済が手数料無料で行える金融機関から借りるべきです。手数料がかからない金融機関のマイカーローンなら、積極的な繰上げ返済も行いやすくなります。
マイカーローン利用時には返済のシミュレーションから、どうしても金利ばかりに注目をしてしまうものです。しかし、支払いの負担を計算するにあたっては手数料の面も欠かせないため、マイカーローンを選ぶにあたっては繰上げ返済手数料の有無もしっかりと確認をしておきましょう。
ディーラーで借りるローンは信販会社などのローンであるため、どうしても金利が高くなります。新車購入においても金額や車種によっては年7.0%程度の金利が取られる場合もあり、シミュレーションをしてみると非常に大きな負担となるのが分かります。
例えば300万円を借りるとした場合に、金融機関のマイカーローンで適用がされ得る現実的な年3.0%の金利と、ディーラーローンで考えられる年7.0%の金利で計算をしてみると、以下のように支払い総額が変わります。借りる金額や実際に適用がされる金利によっても変わりますが、しっかりとシミュレーションをして計算をしないと、利息負担で損をしてしまう可能性があるのです。
シミュレーション上での計算で繰上げ返済なども含めない場合であるために目安ではありますが、金利が数%も変わると支払いの総額で何十万円もの差が生じます。仮に金利が3%と4%の違いでも上記と同じ条件で計算をしてみると支払い総額は金利3%で3,476,188円になるのに対し、金利4%では3,644,813円となります。
ボーナス払いや繰上げ返済を考えないといった条件ではありますが、300万円のマイカーローンを10年の返済期間で利用をした場合、金利が1%違うだけで支払いの総額は16万円以上も変わってきます。1%の金利となると軽視をしてしまいがちですが、しっかりと計算をして選ばなければならない数字と言えます。
ディーラーで借りるローンはシミュレーションをして計算をすれば、負担が大きくなりがちなために選択肢からは外れがちです。たしかに金利を含めた支払いの計算をした上でのマイカーローン選びであれば、金利負担が大きくなるディーラーローンは良い選択とは言えません。
しかし、ディーラーローンにも良さはあります。申し込みから契約までの手軽さは金融機関で借りるマイカーローンよりも優れているため、例えば低金利となる銀行のマイカーローン審査に通らなかった場合に、ディーラーローンで借りるといった使い方は悪くはありません。
まずは金利負担が軽く支払い総額が抑えられる傾向にある金融機関の低金利のマイカーローンを検討し、審査基準をクリアできないなどで借りられない場合には、車を購入するディーラーでのローンに申し込みを行うと良いでしょう。