マイカーローンは車の購入などのまとまった金額を借りるに適するローンであり、少額の借り入れといった使い方には適していません。申し込みから融資までにはある程度の期間を要してしまうこともあり、急ぎで何らかの費用として必要な場合にはマイカーローンでの借り入れでは間に合わない可能性があります。
車の購入でマイカーローンを使うのであればそこまで急ぎで借りる必要もありませんが、車関連の費用としても少額で急ぎで用立てたいといった希望があれば、マイカーローン以外のローンを選ぶといった選択肢もあります。
代表的なローンとして挙げられるのがカードローンで、マイカーローンよりも早い手続きで借りられるために急ぎで借りたいときに便利です。ただし、カードローンは便利な半面でデメリットもあるため、利用の際にはしっかりと確認をしておく必要があります。
カードローンはマイカーローンとは異なり、資金使途に細かい縛りはありません。マイカーローンも金融機関で借りる商品であれば車の購入以外にも幅広く車関連の費用に使えますが、カードローンに関しては事業資金や浪費といった用途を除けば、消費性資金としての健全な利用なら自由となっています。
車関連の何らかの支払いで数万円や数十万円が必要といった場合や、車を購入した後のレジャーの費用がほしいといった場合にもカードローンは便利です。マイカーローンを使うまでもないような金額を借りる、マイカーローンでは利用ができない範囲の用途として借りられるのがカードローンの良さとなります。
利用にあたっては用途を明確にする書類の提出も必要なく、来店不要で契約が行える手軽さも魅力です。限度額の範囲内であれば何度でも再申し込み不要で借りられるようにもなっているので、今後に追加でいくらかのお金が必要になりそうといった状況でも、カードローンが役立ちます。
幅広く使えるのがカードローンの良さではありますが、反面のデメリットとして金利の高さが挙げられます。マイカーローンと比べると遥かに金利は高くなり、カードローンの中でも低金利とされる銀行での借り入れであるとしても、上限での金利は10%を軽く超えてきます。
低金利のマイカーローンでは上限で3%や4%程度と考えると金利負担が大きくなりますが、そもそもの借り入れ金額が大きく差があるため、金利差も大きくなるのも当然です。
マイカーローンは300万円や500万円といった大きな金額を借りる契約となる場合が多いのに対し、カードローンは初回での契約は数十万円やせいぜい高くても100万円程度となります。借りる金額が小さい分だけ金利も高くなり、仮にカードローンで大きな金額を借りるような契約となれば、金利はさすがに数パーセント台まで下がります。
それでも金利はマイカーローンよりもカードローンの方が高くなるのは事実であるため、利用の際にはしっかりとした返済計画が必要となります。毎月の返済金額や利息負担の確認をし、無理のないプランで借りればカードローンも便利なものとなります。
どのマイカーローンもカードローンも審査基準の公表はしていないために分からない部分が多いですが、大きな金額を借りるマイカーローンよりもカードローンの方が比較的利用がしやすいと言えます。
金利に差がある分だけカードローンの方が貸す側も利用者を広げられるため、数パーセントの低金利となるマイカーローンも方が審査が厳しくなる傾向にあります。
車関連の何らかの支払いで借りるとした際には、マイカーローンよりもカードローンの方が早さや審査基準の面で優れている場合もあります。返済の負担だけで見れば当然マイカーローンが優れているのですが、緊急で必要といった場合はカードローンが優れる状況も出てきます。
マイカーローンではなくカードローンの利用といった場合には、なるべくなら金利を考えて借りるようにしたいものです。早さや手軽さで優れるカードローンとなると消費者金融ですが、消費者金融は金利が高くなりがちなために返済負担が大きくなってしまいます。
数万円程度の借り入れならそこまで負担も大きくならないので良い場合もありますが、ある程度の金額を借りるなら金利負担が抑えられる銀行のカードローンを利用すべきです。カードローンは銀行で借りるとしても来店不要で契約が行える場合が多いので、店舗窓口まで行かずに手続きが終えられるのも利点です。
銀行でのカードローンであるとしても事業資金を除いた健全な消費性資金としての利用、生計費の範囲の利用であれば自由となっているため、マイカーローンではなくカードローンで借りるなら銀行を見ておくと良いでしょう。