荘内銀行ドリームコンシェル
荘内銀行の目的別ローン「ドリームコンシェル」には、自動車の購入や車関連の費用に使えるマイカーローンとなるマイカープランがあります。新車の購入時に限らず、中古車の購入においても同条件で借りられるため、一般的に金利が高くなるとされる中古車購入時のローンにも適しています。
その他にも様々な車関連の費用にドリームコンシェルのマイカープランは利用ができ、車検や修理などのまとまった費用が必要となった際にも利用が可能です。また、他の金融機関や販売店のローン会社で借りた高い金利のローンからの借り換えにも利用ができるため、マイカープランで返済負担が軽減できる可能性もあります。
車に関連する様々な費用や用途に頼れるのが、荘内銀行で借りるドリームコンシェルのマイカープランにおける強みとなります。
未成年でも条件次第で利用可能
荘内銀行ドリームコンシェルのマイカープランは、法定代理人の同意が得られれば未成年の方でも利用ができるようになっています。申し込み時に18歳以上で安定した収入を得ている方であれば、金利条件などの不利なくマイカープランによるローン利用が可能です。
銀行の低金利マイカーローンは未成年の方では利用ができないところが多く、どうしても20歳以上の方に利用が限られてしまいます。未成年の方は低い金利でマイカーローンを利用することが難しくなってしまいますが、荘内銀行ドリームコンシェルであれば対応をしてくれます。
とは言え、マイカーローンとなるドリームコンシェルの利用は法定代理人となる親権者の同意が得られ、荘内銀行と保証会社の審査に通った場合となります。申し込みをしたからと言って誰でも必ず利用ができるわけではないので、その点には注意が必要です。
荘内銀行ドリームコンシェルの利用のためには、荘内銀行および保証会社となるフィデアカード株式会社、または株式会社オリエントコーポレーションの審査基準に通過をする必要があります。
審査は二段階で行われる
荘内銀行ドリームコンシェルの審査は、リトライサービスによって二段階で行われるようになっています。ネットでの仮審査の申し込みを行うとまずは株式会社フィデアカードのよる保証審査が行われ、審査結果が希望に添えられない場合には株式会社オリエントコーポレーションによる審査となります。
二段階の審査となるために多少は申し込み内容に不安があっても、安定した収入を得ていればマイカープランのローンが利用できる可能性は高まります。二段階の保証審査とは言っても申し込み自体は一度きりで良いので、手間がかからないのも荘内銀行ドリームコンシェルの利点です。
ただ、リトライサービスとなる株式会社オリエントコーポレーション保証で荘内銀行ドリームコンシェルの利用となった場合には、金利引き下げなどのキャンペーンの対象外となる場合があります。キャンペーン金利での借り入れが利用できなくなるので、金利面で多少は不利になってしまいます。
リトライサービスの利用となるとキャンペーン金利での借り入れとはなりませんが、基準金利の時点でディーラーで借りるローンと比べると十分に低金利です。キャンペーン金利の適用とならないと損をする気分にはなるものの、単純に金利で比較をすれば決して損はしていない場合が多いです。
低利率の変動金利で借りられる
荘内銀行ドリームコンシェルのマイカープランは、リトライサービスの利用の有無問わず低い利率の変動金利での借り入れとなります。固定金利の用意はないために変動金利しか選べませんが、住宅ローンとは異なりマイカーローンは長くても10年程度の利用期間となるため、金利が変動するリスクは比較的抑えられます。
詳しい金利条件については荘内銀行の店頭窓口での確認となりますが、ドリームコンシェルのマイカープランの基準金利は年2.40%となります。ディーラーで組むローン、信販系会社などで利用をするローンと比べると大幅に低金利で、変動金利型ではありますが低利率で借りられるようになっています。
借り入れ金額は最大で500万円とそこまで大きな金額で利用ができわけではないものの、一般的な乗用車の購入であれば十分に足りる枠となります。基準金利、借り入れ金額に関しては保証会社による違いはないので、リトライサービスでの利用となるとしても借り入れ金額の上限が下がるといったこともありません。
融資金額 |
10万円以上500万円以内 |
金利タイプ |
変動金利 |
融資利率 |
年2.40% |
遅延損害金 |
年14.6% |
保証料 |
窓口で確認 |
各条件は確認日時点の情報となります。金利等は随時変更がされる可能性があるので、マイカーローンの申し込み前には荘内銀行の公式サイト上で最新情報をご確認ください。
正式な申し込みには来店が必要
地方銀行のマイカーローンでは多い流れではありますが、荘内銀行ドリームコンシェルのマイカープランの利用のためには、インターネットでの仮審査申し込み後は荘内銀行の店頭窓口での正式な申し込み手続きが必要となります。
営業日の営業時間内に必要書類を持参し、来店をする必要があるので、平日の昼間は仕事で忙しいと言った方は注意が必要です。代理人での手続きは行えず、申し込み者である利用者本人が窓口に行かなければならず、指定期日までに来店ができないと申し込み自体が取り下げられてしまいます。
必要となる書類には難しいものはありませんが、店頭窓口への来店手続きはどうしても手間となってしまうので、来店不要で仮審査申し込みから契約、ローンの利用まで進めたい方は、別の銀行で借りるマイカーローンに注目をしてみると良いでしょう。
人気どころとなると静岡銀行のマイカーローンで、インターネット支店を利用するタイプであれば低金利で借りられ、さらには日本全国来店不要で契約が可能です。静岡銀行との取引がなくても、近くに店舗がない地域でも利用ができるので、来店不要マイカーローンなら静岡銀行が良いでしょう。
入力内容のミスには気をつける
インターネットで仮審査を受け、その後に来店手続きを行うローン全般に言えることですが、ネットでの仮審査申し込み時には入力内容にミスがないようにしなければなりません。入力ミスのまま仮審査が完了してしまい、その後の正式な申し込み時に情報に相違があると、受け取った仮審査結果に関わらずマイカーローンの利用ができなくなる可能性があります。
僅かな些細なミスであればそこまで影響がない場合も多いですが、審査において重要となる収入に関する部分を間違ってしまうと、仮審査でOKとなっていても店頭での正式な申し込み時にNGとなることも考えられます。
仮審査申し込みフォームからネットで手続きを進める際には、上から入力をする各項目の確認をしっかりと行い、全ての項目の入力が終わった後も送信前に一度確認をするようにしてください。数分で終わる確認を怠ったばっかりに、希望に添えない審査落ちとなるといった状況は避けるべきです。
特に注意をすべきは、連絡先に関する情報です。連絡先が間違っていると審査結果の連絡はもちろん、情報の確認のために連絡自体が行えなくなるため、申し込みそのものが取り下げられてしまう可能性があります。
利用後の返済の注意点
荘内銀行および保証会社の審査に通過をし、店頭窓口での正式な申し込みも完了すれば、ドリームコンシェルのマイカープランの借り入れが可能となります。ディーラーで借りるローンと比べて金利が低くなる場合が多いため、返済時にかかる金利の負担自体は大きくはなりませんが、返済を進めるにあたっては繰上げ返済時に注意が必要となります。
毎月の返済とは別に、お金に余裕があるときに任意で行う繰上げ返済は、最終的な支払い総額を減らすためには大いに有効な返済の方法です。しかし、荘内銀行のドリームコンシェルにおいては、繰上げ返済を行う際に手数料がかかってしまいます。
繰上げ返済の金額によっては手数料負担の方がかえって大きくなってしまう場合があり、細かな繰上げ返済は逆に負担を増やしかねません。また、返済プランを含めた条件変更においても手数料がかかるため、借りる際にはしっかりとした計画と確認が必要不可欠です。
日本全国対応の住信SBIネット銀行のマイカーローンは、低金利でありながら繰上げ返済手数料が何度でも無料となっています。日本全国対応の来店不要での契約手続きが行えるので、繰上げ返済を積極的に進めるマイカーローン利用を考えているなら、住信SBIネット銀行に注目です。
借り換えとして借りる
マイカーローンは本来はしっかりと比較をし、金利が低く条件に優れるところで借りるべきですが、詳しく知らずにディーラーですすめられるがままにローンを組んでしまう方も少なくありません。
ディーラーで組む場合には信販系会社などのローン会社で借りるのと同じであるため、どうしても金利が高くなってしまいます。また、中古車購入時のローンとなると金利が高くなるなど、不利な条件での借り入れともなってしまいます。
高い金利で借りてしまっていると月々の返済負担も最終的な支払い総額も大きくなってしまうので、負担が大きいと感じるなら荘内銀行のマイカープランへの借り換えを考えてみるべきです。借り換えとして使うなら今現在利用中のローンと比較をし、どの程度の負担減に繋がるかを見ておくようにしましょう。
借り換えの試算やシミュレーションはややこしくなる場合があるので、詳しくは荘内銀行の店頭窓口で相談をしてみるのも良いです。借りるか借りないかは別として、シミュレーションだけでも相談をすることが可能です。
銀行で借りる良さと悪さ
荘内銀行に限らず、銀行で借りるマイカーローンは金利条件に優れるだけでなく、担保や保証人が原則不要となる良さもあります。審査の結果で保証会社が保証人を必要とすれば用意をしなければなりませんが、基本的に保証会社での保証を受けるため不要となります。
また、ローンの利用中であっても車の所有権が自分自身となるのも良い点です。ディーラーで組むローンはローン完済までに所有権を取られてしまうため、譲渡や売却をする際には手間となりますが、銀行のマイカーローンなら自身の所有となるのでローン返済さえしっかりと行えば問題はありません。
金利にしても利用内容にしても優れるのが銀行のマイカーローンですが、その分だけ利用のための審査基準が厳しくなるのが難点です。安定した収入を得ていないとまず審査には通らないので、申し込みはしっかりと確認をしながら、慎重に進めなければなりません。
ディーラーで借りるローンは金利条件に劣る分だけ、審査基準に優れています。銀行でのマイカーローン利用ができなければディーラーで借りるとしておけば、常に良い条件で考えられるようになります。