リトライサービスの審査が特徴
北海道銀行のローンは保証会社の1次審査に落ちてしまったとしても、そのまま別の保証会社で2次審査が受けられるリトライサービスがあります。審査基準が厳しくなる傾向にある1次審査では利用が難しいと考えられる場合でも、2次審査にスライドをするので利用ができるようになる可能性があります。
北海道銀行のマイカーローンでリトライサービスは用意がされており、一度の申し込みで異なる保証会社でそれぞれ審査が受けられるようになるので、審査に対しての不安を持つ方、借りられるか分からないといった方でも申し込みがしやすくなっています。
リトライサービスで二度の審査を受けることとなっても、申し込みは一度きりで良いので手間はかかりません。ただし2次保証での利用となるといくつかの点で不利になってしまうので、マイカーローンの利用にあたってはしっかりと確認をしておかなければなりません。
契約の進め方や金利が異なる
北海道銀行のリトライサービスを利用する2次保証審査でのマイカーローンは、1次保証審査での借り入れとは契約の方法が異なります。1次保証会社となる道銀カード株式会社でのマイカーローン利用の場合には銀行窓口での契約、または郵送での来店不要の手続きが可能となりますが、2次保証会社となるオリエントコーポレーション株式会社でのマイカーローン利用の場合には、銀行窓口での来店契約のみとなります。
北海道銀行の営業時間内に店舗窓口まで必要書類を揃えて来店をしなければならないため、2次保証での利用となると手続きを進める上でどうしても手間となってしまいます。利用においては北海道銀行の営業エリア内の方が中心とはなりますが、それでも店舗が近くにない場合には来店をするのも時間がかかります。
また、1次保証と2次保証ではマイカーローンの適用金利に違いがある点にも注意が必要です。1次保証での利用が可能となれば基準金利、またはステップDoのサービスに該当をする引き下げ後の金利の適用となりますが、2次保証となると基準金利から年1.0%~1.8%の利率が上乗せされてしまいます。
2次保証の方が1次保証に比べると審査基準が下がるために仕方がない部分がありますが、2次保証での利用となると他のネット銀行のマイカーローン、または日本全国対応の地方銀行マイカーローンの方が金利負担が軽くなる可能性もあるため、しっかりとした比較が欠かせません。
ステップDoは北海道銀行との取引がある方を対象としたサービスで、利用内容に応じて様々な特典が受けられます。マイカーローンの金利引き下げも、北海道銀行の特典の一つとなります。
基準金利自体は低い
2次保証となると金利が高くなってしまうのが北海道銀行マイカーローンのリトライサービスにおけるデメリットですが、それでも元々の基準金利自体はディーラーローンと比べれば低く設定がされているため、2次保証でのマイカーローン利用となっても負担はそこまで大きくはありません。
信販系業者、カード会社で利用をするオートローンなどと比べても十分に低金利であると言え、固定金利なら年3.000%、変動金利なら年2.425%となります。仮に2次保証で金利が上乗せされても固定金利で年4.000%~4.800%、変動金利で年3.425%~4.225%となり、金利負担は抑えられます。
他の銀行などの金融機関のマイカーローンと比べた際には上乗せがされた金利は負担が大きい、金利が高くなるといった場合がありますが、車を購入する際のディーラー、販売店で組むローンと比べれば低金利となっています。
毎月の6日、16日、26日で選べる約定返済日から入金が遅れると、年14.0%の高い利率での遅延損害金が日割りでかかってしまいます。通常の北海道銀行のマイカーローン金利と比べて遥かに高くなってしまい、さらに返済が遅れることで信用を落としてしまうので、借り入れ後の返済はしっかりと忘れずに行うようにしてください。
保証料はかからない
多くの銀行では保証会社を利用するために担保や保証人が原則不要となり、自身の信用でマイカーローンの利用が行えるのが魅力となります。保証人を家族や親戚、友人や知人に頼むのは気が引けますが、原則として不要となるのはローン利用のハードルが下がるために良い部分です。
保証会社を利用するにあたっての保証料がかからないのも北海道銀行のマイカーローンの良さで、保証料は金利に含まれているために別途の負担はありません。金融機関の中には金利自体は低く設置がされていても保証料が高く、結果として大きな負担となってしまうローン商品がありますが、北海道銀行では不要となるので安心です。
また、中には借り入れ時に保証料の一括払いが必要となるマイカーローンもあります。保証料の一括払いが必要となると今現在の手持ちのお金がない方では利用ができなくなりますが、北海道銀行では一括払いではなく毎月の金利に含まれているのでその点も問題ありません。
返済の負担でマイカーローンの比較をするなら、金利だけでなく保証料に関してもしっかりと見ておく必要があります。金利だけを見てしまうと、思わぬ保証料負担で返済が重くなる可能性があります。
乗用車を購入するには十分の枠
北海道銀行のマイカーローンはどちらの保証会社の利用となるとしても、融資金額は1万円単位で10万円以上500万円以内となります。保証会社による違いは契約手続きや適用金利となり、融資金額に関しては違いはありません。
他の銀行マイカーローンでは1,000万円などの大きな枠が用意されている場合もありますが、通常の乗用車の購入であれば500万円もあれば十分に足ります。仮にそれ以上に大きな金額の車を買うとなれば他の銀行を見ておく必要がありますが。500万円以内に収まる予定であれば北海道銀行のマイカーローンで事足ります。
あまりにも大きな金額を借りすぎてしまうと返済が負担となる可能性もあるので、無理のない返済でマイカーローンの利用を行うためにも、500万円までの枠となっているのは安心とも言えます。見合わない金額を借りる、高級車を購入するといった使い方をしてしまっても、その後に困るのは自分自身でもあります。
北海道銀行マイカーローンの返済に関しては、融資窓口での確認か公式サイト上の返済シミュレーションから試算が行えます。余裕のあるペースで、無理のないプランで返済を進めるためにも、利用前にはしっかりと確認をするようにしてください。
北海道銀行の融資金額や金利
融資金額 |
10万円以上500万円以内(1万円単位) |
金利タイプ |
固定金利・変動金利 |
融資利率 |
年3.000%(固定金利) 年2.425%(変動金利) |
遅延損害金 |
年14.0%(年365日の日割り計算) |
保証料 |
金利に含む |
各条件は確認日時点の情報となります。金利等は随時変更がされる可能性があるので、マイカーローンの申し込み前には北海道銀行の公式サイト上で最新情報をご確認ください。
幅広いローンの使い道
ディーラーで組むローンは、そのディーラーで購入する車の代金にしかローンが利用できない場合がほとんどです。その他の用途には利用ができませんが、北海道銀行のマイカーローンであれば自動車の購入だけでなく、車に関連する費用であれば幅広く利用ができるようになっています。
認められる資金使途をざっと挙げれば、バイクの自動二輪車の購入、保険料や税金などの費用、部品やオプションなどの付属品の購入、車検、修理、点検にかかる費用としても北海道銀行のマイカーローンが利用できます。
また、他金融機関で借りている車に関連するローンからの借り換えにも対応をしているため、例えば以前に車を購入した際に高い金利のディーラーローンを利用してしまった、他の金融機関で借りている車関連のローンの金利が高いといった場合には、北海道銀行のマイカーローンと金利での比較をしてみると良いです。
金利が下がるようであれば借り換えで返済の負担が軽減できるようになるので、今後の返済を楽にして総支払額を抑え、無理なく完済とするためにも余計な利息を抑える北海道銀行マイカーローンへの借り換えを検討してみるべきです。
北海道銀行のマイカーローンを借り換えとして利用をする場合には、一定期間の自己資金による返済が必要となります。また、正常な返済が行えていないと借り換えの利用ができないため、直近での返済の遅れや不足入金があると利用が難しくなります。
借り換えとして利用ができるのは、金融機関をはじめとしたローン会社などで借りているローンに限ります。個人間の車の売買における分割払いの借り換えには利用ができず、車の購入時においても個人間の売買資金にはローンの利用ができません。
申し込みはインターネットで
車に関連する費用なら幅広く便利に利用ができる北海道銀行のマイカーローンは、インターネットで手軽に気軽に仮審査の申し込みが行えます。パソコンでもスマートフォンでもネットで申し込みが行えるため、忙しい方でも時間をかけずに仮審査まで進められます。
仮審査後は上でも触れたように1次保証と2次保証で異なる契約の進め方となり、1次保証の審査に通過ができれば郵送で多少は時間がかかりますが、北海道銀行の店舗に行かずとも来店不要で契約が行えるようになります。
また、インターネット以外でも来店不要となる仮審査の申し込みであれば郵送、FAXにも対応をしており、Web上での情報入力には不慣れな方でも、しっかりと書類に記入をしながら申し込みを進めたいと考える方でも、希望に合わせて選べるようになっています。
仮審査であれば購入する車種や車の金額が決まる前でも、正確な見積書等が用意できていない段階でも申し込みが可能です。仮審査結果を見てから車が選べるので、結果次第では購入する車の幅が広がります。
中古車の購入にも適する
北海道銀行のマイカーローンは新車だけでなく中古車の購入にも利用ができ、中古車の購入時であるとしても金利が高くなるわけでもありません。販売店のローンだと中古車を購入する際には金利条件が不利になる場合がありますが、北海道銀行のマイカーローンでは条件に違いはありません。
金利で不利にならずに利用ができるだけで中古車購入時のローンとして北海道銀行のマイカーローンが優れているように感じますが、さらに良いとされる部分は上に挙げた購入する金額が決まる前でも仮審査が受けられる点です。
中古車は希望する車種の人気が高い、走行距離が短い、ワンオーナー車などの場合にはどうしても購入金額が高くなります。また、希望する車種や状態の中古車を探すのも一苦労で、やっと見付けて購入を決めたのにローンの審査に通らないとなると、その車の購入自体を諦めなければならなくなります。
その点で購入金額が決まる前に仮審査が受けられる北海道銀行のマイカーローンなら、まずは事前にネット申し込みで仮審査を受けておき、ローンが決める金額を知った上でその範囲内での中古車を探すようにすれば無駄がありません。後からローンを組むのに比べ、事前に借りられる金額が分かっていれば中古車探しも効率的に進められます。
中古車の購入はタイミングが重要です。状態が良い人気の車種である場合には、その場で決めないとすぐに買われてしまいます。せっかく見付けたのにローンの審査が通らず、お金の工面をしている間に他の人に買われてしまうことも珍しくないので、事前にローンが組める金額が分かる仮審査方式の北海道銀行のマイカーローンは中古車購入時にも注目です。
早くに利用をしたいなら
金利面、利用内容で優れる北海道銀行のマイカーローンは、融資実行までに多少の日数がかかってしまうのがデメリットとなります。審査の結果や契約手続きの内容にもよりますが、申し込みから融資実行までに2~3週間の期間を要する場合もあります。
車の車検切れに合わせて買い替えたい、なるべく早くに借り換えとして利用をしたいなどの場合には、より早くに手続きが進められる正式審査方式での申し込みを進めると良いでしょう。上記の仮審査方式とは異なり比較的早くに契約手続きまで完了ができるので、急ぎの方には適しています。
仮審査方式も仮審査完了後は正式な審査となるので手続きとしては変わりはなく、正式審査方式は借りる金額が明確に決まっている場合、見積書などが用意できている場合、早く利用をしたい場合に利用をする申し込みの方法となります。
正式審査方式の申し込みは郵送かFAXでの手続きとなり、インターネットでの申し込みには対応をしていません。インターネットでは仮審査までとなるので注意が必要です。
申し込みは正確に慎重に
仮審査、正式審査のどちらにしても、申し込みは慎重に正確に、ミスなく進めるようにしてください。特に気をつけたいのはインターネットで進める仮審査で、Web上で画面を見ながら申し込み内容の入力を行うため、細かな間違いがどうしても起きやすくなります。
申し込み時の入力内容に間違っている部分があれば、確認のための電話連絡が入るなど手間がかかります。確認が取れなければそれだけ審査手続きも遅くなってしまうので、実際にマイカーローンで借りるまでに長い日数を必要としてしまう場合もあります。
また、入力内容にミスが多い、連絡先が間違っているなどとなれば申し込み自体が取り下げられてしまう、審査結果に悪影響が出る可能性もあるので、つまらないことで審査を不利にしてしまわないためにも、よく確認をしながら申し込みを進めるようにしましょう。
北海道銀行のマイカーローンでは、定める年収以上を一定期間に渡って得ている20歳以上、完済時70歳以下の方を融資対象としています。対象とならない方の申し込みは受け付けてはくれないので、申し込み時にはしっかりと確認をしなければなりません。